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古物商許可取得までどれくらいの期間が必要ですか?という質問には、実は答えづらいのです。
この質問の回答に困るわけ
お客様がよくしてこられる質問の中で、なかには回答しづらいものもあります。それが「古物商許可を取得するまでどれくらいの期間が掛かりますか?」という質問です。お客様がこのことを知りたい気持ちはよく理解はしているのですが・・・。
なぜ回答しづらいかと言うと、どれくらいの期間が掛かるのかは、ほぼ『お客様次第』と『警察署次第』だからです。当事務所の方でまったくコントロールできない部分によって期間が決まるわけですから、当事務所では回答しづらいということなのです。
では、その『お客様次第』『警察署次第』という理由を具体的に説明します。
お客様次第とは?
古物商許可申請は、単に申請書類を作成するだけではありません。申請書に書いた内容を証明する添付書類が必要になります。その添付書類は当事務所で手配できるものもありますが、お客様に収集していただくしかない添付書類も存在します。
つまり、『お客様次第』というのは、お客様がこの添付書類をどのくらいの期間で収集できるのか?ということなのです。この添付書類さえ集まれば、許可申請書の警察署への提出は直ぐです。
以下に、当事務所における『お客様が申し込まれてから警察署へ許可申請書を提出するまでの期間』のデーターがありますので、参考にしていただければと思います。
- 1週間以内 ⇒ 約1%
- 10日以内 ⇒ 約19%
- 1週間~2週間以内 ⇒ 約45%
- 2週間~3週間以内 ⇒ 約20%
- 3週間~1ヶ月以内 ⇒ 約14%
- 1ヶ月超える ⇒ 約20%
警察署次第とは?
許可申請書を提出してからの警察署の審査の標準処理期間は40日となっております(地域によって、土日祝日を含めるところと含めないところもあるようです)。この審査期間がどれくらいで終わるのかは警察署の審査次第なので、これについても当事務所ではコントロールできない部分です。
ただ、個人申請より法人申請のほうが審査期間が長いという傾向はあるようです。これは、法人の場合は役員が数名いることも多いので、審査する対象が個人申請より増えるわけですから当然とも言えます。
こちらも以下に、当事務所における『許可申請書を警察署に申請してから許可がおりるまでの期間』のデーターがありますので、参考にしていただければと思います。
- 2週間以内 ⇒ 約12%
- 2週間~3週間以内 ⇒ 約8%
- 3週間~1ヶ月以内 ⇒ 約21%
- 1ヶ月~40日以内 ⇒ 約54%
- 40日越える ⇒ 約5%
まとめ
上記のデーターから『お客様が申し込まれてから警察署へ許可申請書を提出するまでの期間』は「1週間~2週間以内が約45%」で一番多いことがわかりますし、『許可申請書を警察署に申請してから許可がおりるまでの期間』は「1ヶ月~40日以内が約54%」と最も多いことが分かります。
このことから、『お申込みされてから古物商許可がおりるまでの期間』は、約1ヶ月半~2ヶ月というのが平均的ということが言えると思います。ただ、あくまでも平均値に過ぎないことを忘れないで下さいね。
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