あなたは、株式会社の代表取締役社長になりたいですか?
山田太郎という二十歳そこそこの若者と知り合いになり、名刺交換をしました。
山田氏から貰った名刺には、
「●●●●株式会社 代表取締役社長 山田太郎」
と書かれています。
「この人若いのに、株式会社の社長をやっているんだ。凄い人だな〜」
株式会社について古いイメージしか持っていない人は、この名刺を見ただけでこのように思ってしまうかもしれません。
それは、新会社法が施行されるまでは、株式会社を作るのには最低1000万円の資本金が必要であり、二十歳そこそこの若者が1000万円もの資金を集めてくるのは確かに凄いことだからです。
でも今では、20数万円を私に預けてさえくれれば、あなたがたとえ二十歳の若者であっても、数日後には株式会社の代表取締役社長にすることが出来ます。
「廣畑は新しい社長詐欺商法でも始めようとしているんかい!(怒)」
おっと、そんなわけはありません。
ただ、それほど簡単に株式会社の代表取締役になれてしまう、ということを言いたかっただけです。
そして、本当のところは、こんなに簡単に株式会社が作れるがために、安易に株式会社を作ろうとしている方に警鐘を鳴らしたいのです。
確かに、“株式会社 代表取締役社長”という響きには魅力を感じられる方は多いことでしょう。
どうせ事業をやるなら、株式会社を作ってそこの代表取締役社長として活動しよう、という考えは決して可笑しくはありません。
株式会社を作ることは、対外的信用力がアップするなどの良い面がたくさんあります。
でも、会社を作ることによってデメリットになることもあります。
事務負担が増えたり、赤字でも一定の税金が掛かるなどです。
個人事業でやっていた方が良い場合というのも当然あるのです。
つまり、会社を作ることのメリットとデメリットをよく理解し、それらを比較し、自分にとってはメリットがあるのかどうかを充分に考えた上で会社設立を決定しなければならないということです。
ということで、次号から、“会社を作るメリットとデメリット”を徹底検証していきたいと思います。
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