記事の詳細

世間の認知度が低い合同会社。でも・・・

前日の「株式会社と合同会社の本当の重要な違いとは?」の記事で、合同会社は株式会社に対して世間的な認知度が圧倒的に低いことがデメリットであることを説明した。この認知度が低いというのは紛れもない事実なのですが、そんな合同会社でも、世間的に有名な会社ってあるんですよ。

西友

スーパーでお馴染みの「西友」。正式な会社名は「合同会社 西友」
資本金額は1億円と少ないものの、店舗数400店弱。従業員数は約18,000名いるわけですから凄い会社には違いない。
創立が1963年の会社なので、その頃は合同会社という形態がなく、明らかにわざわざ組織変更してまで合同会社に変えたということですね。

フジテレビラボ

正式な会社名は「フジテレビラボLLC合同会社」
インターネットを中心としたフジテレビの関連会社ですが、こちらの資本金も1億円。
こちらの創立は2006年5月17日。合同会社という会社形態が出来たのが2006年5月からなので、その直後に設立された合同会社ということですね。

ユニバーサルミュージック

世界最大の音楽企業「ユニバーサル ミュージック グループ」の日本法人。正式な会社名は「ユニバーサル ミュージック合同会社」
従業員数は700~800名と、西友に比べて少ないものの、資本金は圧巻の295億円という巨大企業です。
こちらの創立が1990年になっているので、こちらも明らかに組織変更してまで合同会社に変えたということになります。

これらの会社はすでに知名度がある会社なので、合同会社になっても知名度が低いという合同会社のデメリットは生じないということは事実なのですが、注目すべきは、わざわざ合同会社に変更したという事実です。それだけのメリットがあると考えたから、合同会社に変更したわけですよね。

合同会社という会社形態が出来た初年度の2006年は、約3392件の設立件数だったようですが、平成24年度には1万件を超えていると言われています。
やがて、認知度が低いというデメリットは徐々に解消されていくのではないでしょうか。

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る